16 August 2017

ENGRAVER'S BENCH〈 手彫り職人の工房 〉

RUSTのアトリエのあるハットン・ガーデンは、ロンドンの中心部に位置する、イギリスでも屈指のジュエリー職人たちが集まる工房街です。

このエリアはもともと貴金属に関連する職人や会社が多く拠点を構えていたようで、文献には中世の1500年代まで遡っての記録があるとのこと。

このようにジュエリー街として確立されたのは、ジョージ王朝期と呼ばれる1820年代とのことでした。

それから約200年が過ぎ、多くの過渡期を経て、数こそ少なくはなりましたが、今でもその英国の伝統技術を継承する職人たちが、ここハットンガーデンに工房を構えます。
  





今回ロンドン博物館を訪れる機会があり、そこには1800年代の手彫り職人の工房を再現した一画がありました。




手ノミ、ハンマー、金床、革製の台座などなど...
そこに並ぶのは、RUSTの作品への手彫りを担当するダレンの彫金道具とまったく同じ、とてもよく見慣れた道具の数々。

それもそのはずですよね。
伝統技術を受け継ぐということは、使われる道具も同じ。

同じくハットンガーデンに工房を構える指輪職人ケビンのように、師から譲り受けた道具を使って作業をすることも多々あるそうです。



これらの歴史を背負う職人たちと、これからの歴史をつくっていくこと。
それはRUSTにおけるものづくりの使命のひとつです。

そんな職人たちと出会えたこと、そして、そこに共感いただけるみなさんとの橋渡しをお手伝いできること。
そんな幸運に感謝しながら暮らす日々です。