21 August 2016

VINTAGE CARAVAN RESTORATION〈 ビンテージ・キャラバンのリストア 〉

RUSTのインスタグラムをご覧の皆さんは、すでにご存知かもしれません...
約1ヶ月の改装期間を経て、ようやくキャラバンが完成しました!

写真を追って、DIYリストアの様子をご紹介していきます!
    
    

こちらが前のオーナーが撮った、"BEFORE"の写真...
    
  

以前にブログでご紹介したとおり、フェリーに乗せてワイト島へやってきました!
  
  


こちらが"BEFORE"の内装。
1970年代特有の、茶系で統一されたインテリア...
さすがに今の時代に見ると、ちょっと引いてしまいますよね?!
    
  


ところどころに水漏れの痕跡...
修理して使えるか、もう使えないのかを、見極めていきます。
  
  

内装は"使えるもの"を探していく方が早かったかもしれませんが...
唯一の救いは、床下のシャーシと足回り、ボディー等の構築部がとてもしっかりしていてくれたこと。

 ここを修理するとなると、大掛かりな作業になってしまうので、水漏れが床下や壁の中にまで達している場合には、避けるのが賢明です。
  
    

コンロは当然ながら、暖房、そして照明(!)までがガス式。
やはり今の時代にこれを使うのはちょっと怖かったので、ガスコンロのみ残すことにしました。
  
  


こちらはお手洗い。
明らかに時代遅れのカーテンや、ぼろぼろに崩れていくプラスチックの備品、数十年前の食器洗剤...!

すべて取り除いていきます。
(レトロなパッケージの食器洗剤のボトルは洗って再利用するかもしれません?!)
    
  

使えそうなものだけを残したら...
とにかくペンキで"過去"を塗りつぶしていきます!
  
   

ベンチやテーブルなど、安い材料で作られて劣化したパーツは、思い切ってすべて新しくしました。

ホームセンターで大きなベニヤ板を買い、カットしてもらいます。
厚さや大きさなど、寸法だけオリジナルに忠実に切り出せれば、古いヒンジ類はそのまま使用可能です。
が、ビスやネジ類は新しくすることをお勧めします。
  
  
マットレスも使用不可能と判断し、スポンジ式のフォーム素材で切り出してもらい、カバーを新調しました。
  
  

ボディーはアルミニウム、床下は木(!)というように...
エンジン等の動力を持たないキャラバンは、牽引する車への負荷を少なくするために、できるだけ軽い素材を使って組み立てられています。

アルミは軽量で錆びない素晴らしい素材ですが、電化や侵蝕による経年変化がひどく...
こすると簡単にヤスリ跡がついてしまうので、完璧なリストアを目指すにはとても厄介な素材です。

紙やすりやサンダーは使わずに、スチールウール等で済むぐらいの状態のものを選ぶと、心労も労力も半分以下になると知りました。
(気づくのが遅かったですが...!)
   
    
 
塗装の下塗りには、エッチプライマーと呼ばれる、アルミニウムの侵食を防ぐ効果のある塗料を使います。
でもこれは比較的有害な部類に属するものなので、マスクや手袋など、しっかりとしたものを選びます。
    
  
そして本塗装の上塗り...
本体をダーク・グレー、上部を薄いグレー、ドアや窓枠を白と、3色に塗り分けました。
    
塗装はやはりスプレーでの噴射がベストですが、完璧さを求めなければ、ローラーやハケでも十分DIYできます!
  
  
"完璧を求めない"のがポイントなので、あえて手作業を入れることもポイント。
最後にキャラバンの名前をハンドペイントして... 
 
    


完成です!


 
ブランドの運営はもちろん、3月に生まれたばかりの子供を抱えながら進めた今回のプロジェクト。
仕事と育児を夫婦交代でこなし、隙間時間を見つけては作業場に通った1ヶ月半でした。

自宅キャンパーバンなどなど...
これまでいろんなDIYをしてきましたが、こんなに時間と忍耐を要したことはなかったと思います!

     
  


"箱"さえ出来上がれば、インテリアの配置は得意技。
秒速でできあがりです!
  
  

水漏れによるダメージが一番ひどかったドアは、ベニヤ素材で修復。
アクリル合板の安っぽいテーブルも、木で新調しました。
 
寸法やデザインは、オリジナルのものをテンプレートとして使ったので、ヒンジ類はそのまま使うことができました。
      
  
同じように、キッチン・ユニットのトップも木製のものに交換。
棚や引き出しの取っ手はプラスチックの劣化が酷かったので、やはり木の素材に取り替えました。
   
   

お手洗いでは、プラスチック製のシンクの劣化が酷かったのですが...
これら水まわりを交換すると大きな出費になるので、耐水性プラスチック用塗料をひと塗りして温存しました。


照明はモーションセンサーのついた電池式のものをチョイス。
夜に子どもが一人でお手洗いに行きたい時には、自動で電気がつきます!

  


密かに...
このお手洗いが今回のリストアで一番満足度の高い箇所だったりもしています?!
  
          

温存したクローゼットは4つに分割。
名前を書いて、家族全員分の収納ロッカーにしました。
  
  

点火用のマッチやランタン、ほうきなどなど、必要なものはすべて手に届く位置に配置。
  
  



食器やキッチンタオルはもちろん、コーヒーセットなどの"必需品"も完備。
  
  

ちゃんと動くかはまだ確認していませんが、デザインに惹かれて...
古い点火ライターや水道ポンプも残してみました。
  
  


いつものRUSTのテイストは残しつつ、今回はトルコ製のラグやクッションで、今の気分を取り入れてみます。
  



カーテンはシャンブレー素材に鳥のプリント。
例によってアルテミスの手作りです。
    
    

エナメルのティーセットは黒をチョイスしてみました。
    
  

家の庭で摘んできた草花をデコレーション...
  
  
劣化が酷かった天窓は、運よくサイズの合う新品を発見。
曇りガラスではない、透明なものに変えたので、自然光をたくさん取り込むことができました。
青空や星空が見えるのも気に入っています!
  
  

テーブルの脚をたたんで両ベンチを橋のようにつなぐと...
ダブルベッドに早変わり。

ささやかな平和を満喫します。
**ベッドでジャンプするのは子供の本能にプログラムされている(?!)ようで、この平穏は長続きしませんでしたが...
  

  
キャラバンの名前はストーム・ペトレル。
日本名でウミツバメと呼ばれる海鳥で、濃いグレーと薄いグレーの組み合わせからそう名付けました。
  



今後はこのキャラバンを使って、RUSTのウェディングやポップアップ・ショップとしてのイベントを予定しています。
  
詳しく内容が決まり次第お知らせしていきます!